1. 目的
  LED搭載基盤のサーモグラフィー画像の撮影を行う。

  1) 試料:LED搭載基盤 5台(アルミ:A1,A6,A8、カーボン系:C5,C8)
  2) 試験期間:2011年4月7日~2011年4月8日
  3) 試験内容:低電流0.8Aを印加して10分間のサーモグラフィー画像を撮影
    試料Aと試料Cを直列に接続詞、並べて撮影
    試料の組み合わせで3回:A1-C5、A6-C8、A8-C8
  4) 使用設備
    PSU KIKUSUI PMC35-2A (max.DV35V, 2A)
    DATA ACQUISITION SYSTEM KEYENCE NR-1000
    THERMO TRACER NEC三栄 TH7100
    DIGITAL MULTIMETER YOKOGAWA 73303
3. 結果
  ご要求の画像撮影が完了しました。 撮影したサーモグラフィー画像は、
   別途DVD-Rで提供いたします。
   1) 各資料の印加電圧の測定
    電圧印加後、電流が0.8Aになった時の、各試料の端子間電圧を測定
    A1:12.3V
    A6:12.3V
    A8:12.4V
    C5:12.4V
    C8:12.2V
   2) 試験環境の温度測定
    試料の上方訳10cmの温度を、K熱電対で測定。
    別紙参照。    

FUJITSU QUALITY LABORATORY LTD. CONFIDENTIAL

評価試験素材
アルミ ALC400  
新技法:ALC400基板
    LEDチップ放熱電極に銅棒をインプラント加工
温度測定ポイント
アルミ a LED4個の中心部 ALC400 f LED4個の中心部
  b LEDチップ表面   g LEDチップ表面
  c LEDチップ側面   h LEDチップ側面
  d 基板外枠部分   i 基板外枠部分
  e 外枠部分   j 外枠部分
電源ON~「5分後」

LEDチップ温度
 アルミ(b)   140.5℃
 ALC400(g)   104.8℃

温度差 35.7℃
電源ON~「7.5分後」

LEDチップ温度  
 アルミ(b)  143.8℃
 ALC400(g) 108.7℃

温度差 35.1℃
電源ON~「10分後」

LEDチップ温度  
 アルミ(b)  145.3℃
 ALC400(g) 110.7℃

温度差 34.6℃
 
 
温度推移 低い
         
高い
LEDチップの表面温度
  アルミ ALC400 温度差
5分後 140.5 104.8 35.7℃
7.5分後 143.8 108.7 35.1℃
10分後 145.3 110.7 34.6℃
10分後、飽和状態と判断


35℃以上の温度差が確認出来ています
ヒートシンクを使用していない評価試験のため、ヒートシンクを利用し、ヒートシンクを効果的に設計することにより、「95℃」未満を保持出来る可能性があります
LED発光ダイオードの高熱による、コンデンサー部品への熱による摩耗、火災、ノイズに対する、大幅な改善が可能になります